①メカ系開発仕事に対する印象
会社で4年半働いてきました。ずっとメカ系開発仕事をやってきていますが、大学時代の専攻は光学、量子力学でした。
さらに大学時代の研究は、理論的に起こりそうな事を実験で実演する先端的な基礎研究をやっていました。
なので会社に入ってメカ系の開発仕事を見せられたとき、原理・理論は教科書レベルで、なんてローテクなんだ、これでも研究なのか、と思ってしまいました。
そのあと3年くらい経ってもその時の印象は変わらなかったため、情熱を持てないまま仕事をするという、もやもやな時期が続きます。
毎年開発テーマが変わってもその印象は変わらなかったのですが、今年からテーマがガラリと変わったところ、少しメカ系開発仕事への見方が変わってきました。
メカ系って、
理論は高校物理が大半。
理論よりも機能に先端性を持たせる分野である。
しかも今のテーマは他の誰もやっていなくて、力学的考察のしどころがあって、ニーズもそれなりにありそうなテーマを与えられている。
と思い始めてきました。
個人的な感想としては、大学の先端研究でも、メカ系は理論よりも機能に先端性を持たせる分野のように感じています。
理論はほぼ成熟・決まっているので、工業製品化することが念頭にあるのかな〜と、今は思っています。
仕事は3年で見えてくるとはよく言いますが、僕の場合は5年近くかかりました。ちょっとスタートダッシュができずに遅れている感じですが、少しでも見えてきたことが嬉しいです。